「助けて、、、苦しい、、、」

首を静かに左右に振りながら

か細い声で唸っている

見たこともない表情の母

とにかく辛そうで、、かわいそうで

見ていられなかった

先日、母の手術に付き添った

コロナ渦のため私1人で手術が終わるのを

待っていた

手術室から病室に戻ってきた

二回り程小さく真っ白な顔をして横たわる

母を見て、、

思わず涙がこぼれた

こういうことなんですね

親の病気って、、

自分の無力さ

なんとかしてあげたい気持ちで

いっぱいだったけれど、、

全身麻酔明け「喉が、喉がカラカラ」と

消えうる声で訴える母に

水をあげることも枕でラクな姿勢を

つくってあげることもできなかった

厳しく禁止されているから

「暑い」と唸る母の顔の汗を

おさえるようにそっと拭き

あおいであげることしかできなかった

ようやく手術に辿りつき

待ち望んだ手術が

こんなにも苦しいものだなんて

、、、甘くみていました

これまで、色々な方の

手術や治療について

様々な話を身近に聞いてきたけれど

みんな、こんなにもつらいおもいを

されていたんだなと、、

苦しむ母を見ながら思いました😞

術後、執刀医から

ここからが闘いなのだと説明を受ける

70過ぎの母に

もうすこし頑張ってと思うのは

娘の都合なのでしょうか

お付き合いいただき

ありがとうございます