スパイス
「僕は、さあーちゃんにとっては
スパイスみたいなものだから
ご家族のことを優先して
何かあったら切り捨ててくれていいんだからね」
なんて言われて
何とも言えぬ寂しさを感じた初期の初期
でも週に一回は、やりくりして会い
彼の存在は2.3ヶ月もすれば
スパイスどころか
メインディッシュになっていった
先日
母親に大腸癌が見つかった
昨年は父親が脳梗塞を発症したり
今まで病気らしい病気を
したことがなかった両親に
立て続けに大病が襲いかかる
このことで今
私自身も
根底がぐらつく様な感覚を味わっている
彼とは以前からその様な話をしていた
お互い子育てが終わりに近づき
やがて親の介護が始まるであろうと
いまがちょうど狭間だよねと
「さあーちゃんがようやく自分に目が向けられるようになった、ちょうどそんな時期に僕が入りこんだんだよね」と
母の話をすると
彼もとてもショックを受けたようで
「先ずは一番にお母さんを支えてあげて」
と言って優しく抱きしめ
「あなたを生んで育ててくれた
大事なお母さんだもん、、」と言って
背中をとんとんとさすってくれた
あーなんだか泣けてきた
何で涙が止まらないんだろう
もう少しだけこうさせてください
明日には気丈な娘に戻りますから
お読みいただきありがとうございますm(_ _)m
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。