婚外からの

👗👔婚外恋愛5年目🙈🙊

冬のお出掛け

10時間程一緒にいられる予定

家のことを早々に終え

いそいそと出発


買ったばかりのアンゴラニットのワンピに

Johnstonsのストールを合わせて

待ち合わせ場所に到着

彼も満面の笑みで迎えてくれる


目的の場所まで高速を走らせる

2時間程の道中も

話が尽きず、お互いしゃべるしゃべる

あっという間にお目当てのお店に到着


ランチ🍽は前菜からデザートまで

思わず2人で唸ってしまう程の

美味しさだった

美味しい食事に楽しい会話

また、ここに来ようと約束をして

お店をあとにした


その後、彼に

どうしても連れていきたいところがある

と言われ、車はぐいぐいと住宅街を抜け

海岸沿いの駐車場に入った


車を降りて歩きだす

冬の海が広がっていた

ここは一体どこ⁈

とおーーくに人がぽつんといるくらい

わたし達2人占めの世界

浜辺に大きな流木があり

そこに腰かけた

大きく弓なりを描く海岸線を見降ろしながら

空はブルー、ピンク、むらさき、オレンジ

何とも言えない複雑な色を見せてくれた


こんな素敵な場所を知っている彼に

とても感心したのと同時に

誰と来たのか考えると胸がチクっと痛んだ


サーフィンをしていた若い頃

来たことがあったらしく

いつかまた来たいと思って

10何年も過ぎてしまったと

彼は話してくれた



夕日を見ながら

若い頃の話をしていると

まるで自分が20代に戻っていくような

不思議な感覚に陥った


「そろそろ寒くなってきたね。帰ろうか」と

彼が不意に右手を差し出し

私の左手を優しく握った

大きくて肉厚の手が何だか頼もしく

しっくりと馴染んだことを今でもよく覚えている


もっと一緒にいたい!

帰りたくない!

でも握った手が嬉しくて

砂に足をとられながらも

足取りは軽かった


あー、これで

もう後戻りは出来ない

もう同僚ではいられないし

いたくないんだという自分の気持ちを

自覚した


そこからは

ひとときもその手を離したくなくて

帰りの車の中でも、、

彼は2時間片手運転をすることになった


今思えば、、危ないな😅


お読みいただき

ありがとうございます